バスケットボール

「『まさか』という感じですね。本当に驚きが強すぎて、嬉しかったんですけど結構不安でいっぱいでした」
 
 6月に行われた若手中心の第1次育成キャンプで日本代表メンバーに初選出されたラシード・ファラーズは、当時の心境をそう振り返った。

 ラシードは、パキスタン人の父と日本人の母を持つ東洋大学の4年生。高校からバスケットを始めたというが、201センチ94キロの体格と高い身体能力を兼ねそろえる。育成キャンプに続き、第2次強化合宿のメンバーにも名を連ねた。7月3日にメディア向けに公開された同合宿後、自身の強みについて尋ねると、「スピードですね。このサイズですがトランジションで走るのは得意です」とコメント。その持ち味は今回の代表で指揮を執るエルマン・マンドーレヘッドコーチから求められている部分でもあり、「アジャストできていると思います。スピードと走るプレー、あとディフェンスの面でもけっこう通用しました」と手応えを口にした。

バスケットボールキング参照